早く逢いたい

忙しいはずなのに 仕事大変なのに 来てくれた。

お泊まりできるならそれだけでいいと思っていたのに 次の日も1日空けてくれた。


宿を早めに出て 水族館へ行く予定。

けれど毎日寝不足の彼。

顔に触れても 抱きついても 気づかないくらいグッスリ寝ていた。

なるべく寝かしてあげたくて チェックアウトギリギリまで滞在。


外に出て 朝昼兼用のごはんを食べ

▼「さぁどうやったら水族館まで行けるのかな?」

検索を始める彼に

△「今日じゃなくていいよ。チケットの有効期限まだだし。」

お散歩したり ショッピングモールをフラフラして過ごすことにした。


近くの公園へ行くと何やらイベント中。

かなりの人出だけど そういうところの危機管理は 何故か甘めの彼。

堂々と手をつないで歩き 途中のベンチに寄り添って座る。


暑すぎず寒すぎず 風も陽射しも心地良い。

彼にスマホを渡して アプリの設定をお願いしたり 宝くじの当選番号を2人で確認したり。

30分以上そこにいたかな。

穏やかでマッタリとした幸せな時間。


でもふと気付いてしまった。

私と逢っていなければ 休日出勤していたはずの彼。

特に何をするわけでもなく こんなダラダラと過ごすなら仕事に行けば良かったと思っているんじゃないか。


不安な気持ちで 隣の彼を見つめる。

▼「幸せだなー。すごくノンビリして癒される。」

まるで私の心の中を読んだようなタイミングの彼の言葉にビックリして 嬉しくて泣きそうになった。

真っ昼間の公園なのに 彼に抱きつきたくなった。

少し彼の方に近づいてお尻とお尻をくっつけるだけで我慢した。


その後は お洒落な海沿いの道を散歩。

ショッピングモールでちょい飲みしてから 帰路につく。


並んで座れた電車内では すぐ寝てしまう彼。

彼の降りる数駅前で起こすと コッソリ手をつないできた。

帰りたくないのが伝わっているんだろうな。


▼「やっぱりaiの降りる駅経由で帰るよ。」

△「いいよ。大丈夫だから近い駅で降りて。」

▼「どっちでもそんなに変わらないから。」

△「でも…。」

▼「あと数分 手をつないでいられるしね(*^^*)」

結局 遠回りさせちゃった。


電車を降りてからの電話。

▼「ai 楽しかった?」

△「うん。すごーく楽しかった。帰りたくなかったよ。」

▼「早く逢いたいね。」

△「うん。早く逢いたい。」

▼「ずっと一緒にいようね。」

△「うん。ずっとお願いします。」

最後まで幸せな時間をありがとう。


彼はこんなにたくさん幸せをくれる。

私は彼に何をあげられるのかな。


早く彼に逢いたい。